18禁ゲームですので、18歳未満の方はブラウザバックで。
基本的にそういうシーンはスキップしてやっている私ですので、
そういう話題はありませんが。
(製作者の皆さんゴメンナサイ)
ネタバレも若干あると思うので気をつけてください。

蒼の彼方のフォーリズム 初回限定特装版[アダルト]
蒼の彼方のフォーリズム 初回限定特装版 [アダルト]

総評

60点~85点位かな?
ちなみに、ストーリーが一番燃えたのは、明日香ルート。
ストーリーが面白いと感じたのは、ミサキルートで、
キャラがかわいいにゃ~と思ったのは、真白ルートです。(狙いすぎ感はありましたが)
莉佳ルートはこういったらなんですが、あまり魅力が感じられなかったのが、
昔からの友情は変わらないとか、スポーツは楽しいというのはわかるんですが、
スポーツ楽しいのは、明日香でやっているし、
堕ちた友人を救い出すのは、ある意味王道だった気がします。
(莉佳自体、キャラとしては割と真面目キャラだったので……)
どのルートでも言える事ですが、ヒロインが頑張って、成長する物語です。

注意すべきポイント

あおかなをプレイするに当たって、注意すべきところがあります。
フライングサーカス、通称「FC」がプレイする俺たちがどれほど楽しめるかという所。
作成スタッフもそれもわかっているのか、
空の表現や、光の演出や、対戦の演出は非常に力が入っていました。
故に、ストーリーとかどうでもいいから、キャラ萌えだけ見たい!
とか、エロシーンだけでいいからはよ!
とか言う人には正直合わないと思います。
「FC」のシーンを楽しんで見れるか、面白く見れるかというところで、
点数が一気に下がると思います(故に60点と幅広く点数つけました)
基本的にスポーツをしている人は、割と面白く感じるんじゃないかなーと思うのが私の感想。

ストーリーについて

一番燃えたストーリーは、「明日香」ですが、
個人的に一番好きなストーリーは「みさき」です。

明日香ルートについて


一番燃え上がるストーリーだけど、ご都合主義とか、
ある意味王道といわれるストーリーだと思います。

明日香は努力と根性と、何より楽しいという気持ちで、強敵に挑むといったストーリー。
今まで最強だと思っていた人を、今までのFCを覆す戦法で倒した新たなプレイヤー。
その戦法にかつて伝説とまで謡われた、
主人公と、その主人公の師匠は空を見上げながら、冷や汗を垂らすCGがあり、
主人公は今の明日香がこんな戦いを見たら、
絶望しているんじゃないかと心配し顔を見たときに、CGが変わるんですが……
そのCGにぞくりとしました。
背景な真っ白に明日香の笑顔なのですが、その笑顔が……怖い笑顔でした。
どういえばいいんですかね、
主人公の内情はこんなのに勝てるわけが無いという絶望の中、
急にあわられたあの笑顔だったからですかね? (説明が下手で申し訳ない)
あのCGを見せてくれただけでも、正直スタッフGJと言うしかありません。
最後の戦いは、部活で練習した技術などや、怒涛の展開が続くといったストーリーでした。
正直エロ要素いらなかったよなーとか思いながら
いやうん、そのためのアニメ化だと思います。

みさきルートについて


一番好きなストーリーで、一番面白いと思ったストーリー。
そして、一番「人間味」があり、現実感があるキャラクター。
そんなお話です。

みさきは、部の中で一番FCが上手かったのだが、
夏の大会に出場、2回戦で現在一番上手いといわれている選手と当たり、
接戦の末、負ける。
そのときにみさきは、全国上位選手に接戦って私凄くね? と言っていました。
今まで練習も「本気」でやってなかったみさきが、ちょっとやる気をだした瞬間でした。

3回戦、初心者の明日香は運よく勝ち進み、みさきと2回戦と戦った選手と対戦。
そのときに、初心者の明日香に対して、
その選手は「本気」の力を見せて明日香をねじ伏せようとした。
明日香も3回戦まで運良くではあったが、
勝ち上がってきた選手、無論本気を見せるのは当たり前の事ではある。
しかしながら、
初心者の明日香に本気で戦って、経験者のみさきには手を抜いて戦っていたという事は事実。
そのときのCGと台詞が非常に印象に残っていて、
このゲームで一番好きなCGだったりします。

そのときの台詞がこちら
「……あたしとやっている時、手を抜いていた? どうして――わたしじゃなくて明日香に?」
そう、FCというスポーツをやっていて、それなりに上手かったみさきではなく、
初心者の明日香に本気をだした選手。
そのときの屈辱の顔と台詞と、声優の上手さを痛感させられました。
そしてその後の、「明日香」の覚醒。
最強と謡われた選手と、高難易度の技を連続で繰り出し接戦に持ち込みます。
スポーツでは、試合のときに、練習の時以上の力が発揮される事が稀にあります。
身体が勝手に動くというか、そういう瞬間が。
FCというスポーツは、
基本的に肉体的ポテンシャルはそれほど影響が少ない競技という説明があったので、
才能に目覚めたと言っても間違いではないでしょう。
「明日香」にとっては非常に大きな物なのは間違いないこの瞬間、
しかし――、みさきにとっては……?
この辺が共通ルートって言うのが驚きですよね、本当に。

スポーツをやったことがある人間ならわかると思います。
適当に頑張って、勝てなかったら、
『いやー、調子悪くてさー』とか全然ショックを受けずに適当に流して、
けど、次の大会の為に頑張るのか? 
とかそういうわけじゃなくて全然本気じゃなく部活を続けて、
それなりにやってるから「才能」で、
悠々と初心者が自分が居た場所よりも先に行って絶望する瞬間。
このゲームの主人公は、その「絶望」を味わって、
FCという世界から去ったという設定だったりします。
みさきルートは、共通ルートで絶望を味合わされたからのスタートという、
絵柄に合わないスタートラインだったりします。
明日香の事を「化け物」と言ったりですね。

いやー、王道と言えば王道かもしれませんが、
みさきの性格が本気になれない系の人の代弁者だったのが、面白かったですね。
こういうストーリーはかなり好きだったりします。
個人的にはですが、
みさきと明日香のダブルメインヒロインの作品と思ったりしてます(心の中では)
えと、あの、謎の覆面選手の攻略ルートはありませんか?

莉佳ルートについて


素直なキャラクターで、王道なストーリー展開だった気がします。
ただ、キャラに確かに魅力はあったが、私の趣味とは違ったので割りと語るところが少ない。
ストーリーに関しても、
元々別の学校というのが影響してか、共通ルートでも出番が少なかったり、
基本的に可愛いきゃらですし、から揚げで喜ぶ姿はほほえましかったが、何かが足りない。

ただ――、
試合を楽しむのではなく、生真面目に行う姿が共通ルートに描かれていたので、
実力はあるものの、「強い」選手ではなかった。
その成長を描くストーリーになっており、中々面白いストーリーではありました。
(でもストーリーはみさき、燃えは明日香、キャラは真白となってる中なんで……)
強いて言うならば「友情」なのかもしれませんが、
とってつけたような友情要素だったのでうーんといった……
あの選手が、あんな風に変わるというのは、結構嬉しかったですけどね。

真白ルートについて


立てよ! ロリコンの同士諸君!
そして呼応せよ! 貧乳はステータスだ!希少価値だ!
お姉さん属性? 妹属性? 確かにどれもすばらしいステータスだ!
しかし、しかし、私はこの作品で「後輩属性」という物にようやく目覚める事ができた!
故に、叫ぼう。
真白たん可愛い✧*。◝(。╹▿╹。)◜✧*。

さてと、というわけで暴走しましたが、真白です。
恐らくこのゲームでの萌え担当であるが、一番の頑張り屋さんです。
いやーはい、
携帯で、縦読みのシーンが来て、この鈍感主人公がわかるかよ(笑)
とか思いながらニヤニヤプレイしていたのですが、
いやーはい、個別ルートには言ってからの可愛さが段違いのキャラクターです。
ツンデレではないのですが、嫌い→好きの転換が激しく。
共通ルートでは、主人公の事が嫌いだったのが、
個別ルートでは主人公の事が好きになっており、
このテノヒラクルーのせいで、私の顔はずっとにやけてました!(キモイ

後あれですね、センパイセンパイという連呼の破壊力がやばい。
声優のせいもあるとは思いますが、ヤバイ。
何度、自分の顔のニヤニヤが気持ち悪くて、
ベッドに飛び込んだかわかりません。

ストーリーに関しても、
才能に溢れている「明日香」
天才肌の「みさき」
基礎が完成している「莉佳」に比べたら、
FCが上手くないので努力の連続です。
主人公と約束した、「一勝」という言葉と戦い続けるストーリーです。
必死に努力しても――届かない一勝に、
涙を浮かべながらも挑む姿は、愛おしいを感じました。

まぁ、うん、そういうストーリーも面白かったんですが、
それをかき消す勢いのキャラの可愛さ。
あえてもう一度言わせて貰おう。

真白たん可愛い✧*。◝(。╹▿╹。)◜✧*。

雑記

久しぶりに、
萌えと燃えとストーリーが全部詰まった作品だったのではないかと思います。
部活をその上、対戦する部活をプレイしてない人には理解が苦しい作品かもしれません。
(スポーツ系列? とかの部活をやってた人は、葛藤とかわかりそう)

しかしながら、恋愛要素を薄くして、
コンシューマーで出しても、結構面白い作品ではないのかと思いながら……
そして個人的願望を2つ。

謎の覆面選手のルートはよ!
乾選手のルートはよ!

ではまた( ゚ω゚ )ノシ