師匠(勝手に呼んでるだけ)から聞いたお話。
(まぁうん猪ネタなんですがね)
師匠が猪を解体しながら聞かせてくれました。

私「この辺の猪は賢いわ……、※蹴り糸の手前までしかこえへんもんなぁ」
(※檻や、くくり罠を発動させるための糸。ワイヤートラップとも言う)

師「この辺りの猪は賢いよ、道に※くくりのワイヤーがあったら、
  それを口で摘んでどけてからとおりよる」
(※くくり罠と呼ばれる物、よく漫画である勢いよく上に引張られて宙ぶらりんになるアレ
 流石に猪を宙ぶらりんには出来ないが、猪の動きを制限することが出来る)

私「もうちょっと楽に猪とれたらいいんだけどなぁ」

師「それなら○○(地名)行って来いよ、あの辺なら猪捕まえやすいぞ」

私「捕まえやすいって言ってもなぁ……」

師「俺はあそこで、糸引張って※檻落して、猪捕まえたぞ」
(※基本的に檻の罠は片方か、両方の出入り口を開けて猪が中に入るようになっている。
 本来ならば、前述した蹴り糸に猪が引っ掛かって、
 檻の中に猪を閉じ込めるという風になっている)

私「糸? 蹴り糸だろ?」

師「違う違う、猪がきたから俺が糸引張って檻落としたんだ」

私「( ゚ω゚ )?」

師「嘘ちゃうぞ。そこの猪は頭良かったんだ」

私「頭よかったら、檻に入ってこないだろうに、それに人の気配かんじるだろうに」

師「いいか? 生ゴミあるやろ? いつも決まった時間にそのゴミ捨ててたんや」
師「最初はカラスやらアライグマが食べに来てたんやけどな、
  そのうち猪が来るようになったんや」
師「最初はカラス達の後、その次には森には隠れてたけど、
  見える位置から、次には8mの距離、その次は3m」

私「こわっ! その人も捨てる場所と時間変えたらいいのに」

師「なんか事情あったらしいけどな、
  んで俺のところに相談来る前にはゴミを持っていると腕を引張られたらしい、
  振り向いたら猪が裾引張ってゴミ下ろせやって見つめてきたらしい」

私「えぇ……、それでどうしたん?」

師「そこまで人間になれてたら、
  罠仕掛けてても普通についてくるからな、それで糸引張って捕まえた」

私「ヒェー……」

師「まぁ○○じゃ、猟師が少なくなって、猪が人間になれてるっていうのが一番の問題であり、
  猪が取れ易い理由だな、この辺は俺が出たラジオで聞いただろ?」

師はそういいながらその日3体の猪をさばいて冷凍庫に保存したとさ。

終わりです。

大体会話再現してますが、師と私の言葉はかなり変更しています。
ほら意味が通じない言葉ってありますやん? 方言とか。

猪って頭がいいって言われてるんですよね。
師はうり坊を捕まえて山の敷地で飼ってるらしいですが、
山に向かって名前呼ぶと飛んでくるらしいです。
(尚猪の体重は100キロ超えてる模様 ペットってレベルじゃねーぞ)

どうでもいい雑記でしたね! すいません。
ではまた( ゚ω゚ )ノシ